「初めてのナイトビジネス開業は不安だ。どのように準備すればいいのだろう?」と悩んでいる方へ
- 「ナイトビジネスを開業するのに何からはじめればいいの?」
- 「開業するまでにどのくらいの期間が必要?スケジュールを知りたい。」
- 「お店のコンセプトの作り方を詳しく知りたい。」
このような疑問を抱えている方の悩みを解決できる記事になっています。
この記事では、ナイトビジネス開業までのスケジュール・お店のコンセプトの作り方を詳しく解説していきます。
この記事を読み終えれば、ナイトビジネス開業に向けて楽しみになるくらいにレベルアップしていますよ!
1.ナイトビジネス開業までのスケジュールを確認する
開業を決意したら以下のStep.でスケジュールを進めて行きましょう。
Step1.開業5ヶ月以上前
- お店のコンセプトを決める→お店のコンセプトは「今後どういうお店にしたいのか」という、お店を経営していく上での根幹であり、柱となるものです。明確に決めていくことが大切です。
- 事業計画書を作成する→開業する時に自己資金だけでは、開業・運営資金が不足してしまうケースが少なくありません。金融機関から融資を受けるために必要となるのが事業計画書です。
Step2.開業5ヶ月前
- 物件探し→物件の立地や賃料は経営に大きく影響するため、慎重に進めることが大切です。
Step3.開業3ヶ月前
- 資金調達/借入→開業時に必要な資金は、大きく分けて開業資金と運転資金があります。開業資金は開業時に必要な資金で、運転資金は開業後にお店を運営していくために必要な資金になります。
Step4.開業2ヶ月前
- 店舗内装設計/施工→内装は店舗のイメージに大きく影響します。Step1で作成したコンセプトに沿った内装デザインにすることが重要です。
Step5.開業1ヶ月前
- 各種届出/手続き→開業するためには、各種届出の手続きが必要です。お店の業態により異なりますので注意が必要です。
- 従業員採用/教育→ナイトビジネスは料理やドリンク代としてお金を払っているだけでなく、お客様と共に過ごす時間に対してお金を払っています。その為、従業員採用や教育を行うことはとても重要です。
Step6.開業1週間前
- プレオープン→お店をオープンする前に、数日間程度、試験的に営業することをプレオープンといいます。プレオープン期間中に実践練習をすることにより、オープン後はスムースに運営することができます。
Step7.開業スタート
- お店オープン!→いよいよお店オープンです。
2.ナイトビジネスにおけるコンセプトの作り方を解説

2.1 ナイトビジネスにおけるコンセプトとは?
ナイトビジネスを開業し、繁盛店を目指すのであれば、「お店のコンセプトを明確にすること!」が重要です。
コンセプトさえ決まっていれば、「店名は?」「立地は?」「内装は?」「価格は?」「雇い入れる従業員は?」など、頭を悩ませ、迷走することはありません。
2.2 コンセプトは「5W1H」に沿って考える
コンセプト作りは、5W1Hに沿って考えることが基本です。
「なぜ・だれに・なにを・どこで・いつ・どうやって」お客様に提供するか考えていきましょう!
①Why なぜ (創業目的/目標/夢)
まずは、なぜ自分がその業態のお店を開業したいのか、などの理由の部分を考えてみましょう。
いろいろ考えすぎて頭が痛くなりますが、この作業は重要になります。自分が納得できる・自信を持てるお店を作ることができれば、それがお客様にも伝わります。
お客様が来店する「理由」になると思いますので、しっかり深堀していきましょう!
例:
- お客様が日常を忘れ、リラックスや楽しみを得られる空間を提供するため
- 他店では味わえない、選び抜かれたキャストによる一流の接客を楽しんでもらうため
- 人と人とのコミュニケーションを重視したサービスを提供するため
②Who だれに (ターゲット顧客)
具体的にメインとなるターゲット層を設定することでより良いお店になっていきます。
ターゲットを設定する際は、具体的に考えるとイメージが付きやすくなります。具体的なイメージを決めることが大切です。
例:
- ビジネスマン(接待や仕事帰りの利用)
- 富裕層(高級感や特別扱いを求める)
- 若年層(カジュアルに楽しみたい20代~30代)
③What なにを (提供する商品やサービス)
提供する商品とともに、接客を通じた特別な空間であることを考えます。
お店に行くことでお客様は何を得られるか?を考え出しましょう。
例:
- 会話を楽しむ接客サービス
- 高級感のあるお酒や特別なドリンクメニュー
- 特定のテーマに基づく雰囲気づくり(ラグジュアリー、ポップ、レトロなど)
④Where どこで (立地)
立地条件は、店舗においてとても重要な項目ですので慎重に考えましょう。
しっかりとしたコンセプトがあってもお店の雰囲気に合っていない場所や、人が気付かない場所で開業してもお客様は集まりません。
メインターゲット層や時間帯を考慮して、よりお客様を得られる場所を探しましょう。
例:
- 繁華街の中心地でアクセスが良い
- 高層ビルや地下空間など、特別感のあるロケーション
- 観光地や地方都市で地元の人と観光客を集められる場所
⑤When いつ (営業時間/開業時期)
どの時間帯をメインに営業するのか営業時間を決めましょう。
ターゲット層を設定した時に決めた「お客様が訪れる時間帯」をメインにお店の営業時間を考えます。
例:
- 仕事帰りや接待後(夕方~深夜)
- 特別な日のパーティーやお祝い(記念日、誕生日など)
- 地方や観光エリアでは、旅行者が訪れる時間帯
⑥How どうやって(接客/サービス/演出)
接客方法や広告方法を考えます。接客におけるお店のルールを決めたり、お店の雰囲気に合わせたスタッフの振る舞いはどんなものが良いか、を考えましょう。
メインターゲット層に受けの良い接客方法が何なのかリサーチしておきましょう。
また、お店の看板を設置したり、インターネットを活用したり、様々な媒体でお店を宣伝する広告方法も考えなければなりません。広告にはお金がかかるので、予算を考えながらお店に合った広告方法を探しましょう。メインターゲット層がよく訪れそうな場所でチラシを配ったり、看板を設置するなど、ここでもメインターゲット層を意識して考えることが大切です。
例:
- 接客スタイル(フレンドリー、フォーマル、親しみやすさ重視など)
- 店内の内装(ラグジュアリーな雰囲気、テーマ性のあるデザイン)
- 音楽や照明の演出(クラシック、ポップ、ムーディーな演出)
- 定期的なイベントや特別企画(季節ごとのイベントやキャスト主導の特別サービス)
さいごに
いかがでしたか?ナイトビジネス開業までのスケジュール・コンセプトの大切さや作り方を解説しました。ご自分が納得のいくお店経営成功のために、余裕をもったスケジュールをたて、心構えをし、良いスタートをきりましょう!
店舗経営で相談できる税理士が身近にいない場合、一度、BrancPort税理士法人にご相談ください。